『畳む』スタイル
10月も半ば、今朝は1枚羽織りたくなるような肌寒い朝ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
暖かいものを摂って、体調を崩さないよう気を付けていきたいですね。
台風も近づいているようです。
充分に対策をして、台風情報にも気を付けていきましょう。
この週末は、子供たちの試合も台風で延期になりそうなので、
「衣替え」をしようか。。。と考え中です。
さて、日本の生活の中では『畳む』ものがたくさんありますよね。
それは服に限らず
寝具・テーブル・座卓・和服・扇子・傘・風呂敷・提灯など、、、
数え上げるとキリがありません。
畳むことの利点は、おおまかに3点あり
・コンパクトになり
・運びやすく
・収納しやすい
この『畳む』という特徴をいかして、部屋を有効に使っているのが
日本人の特徴とも言えるそうです。
朝は布団を畳んで押し入れに収納し、
代わりに小さな机を出せば、寝室から食卓へ早変わりし、
机を少しグレードアップさせれば客間となり、
金屏風を置けば、結婚式場になり、、、
押し入れ付きの部屋ひとつで、十分に暮らせる
昔からの知恵が日本人にはあります。
これに対し、西欧の家具は部屋の機能を固定してしまうので、
ベッドルーム、リビング、、、
必然的に、部屋数が必要となるわけですね。
大きな家で、部屋数がある家ももちろん良いのですが、
昔ながらの日本の家の使い方を見直して、
最大限に使える部屋の使い方を考えるのも
家造りをする仕事に携わる者の一つの楽しみとも言えます。
ワンルームひとつにしても、
折り畳む家具を使えば、決して狭い空間ではなく
生活をするにあたり、最大限に使える、住まう方だけの
心地よい空間を生み出してくれる事もあるのではないでしょうか。
日本人が考え出したスタイル、『畳む』
小さな事にも意味があるんだと思わせてもらえる
大切なキッカケとなりました。
間取りを作る際には、今の暮らしから考えていくことも必要ですし、
将来的に必要になってくるものも考える事が大切ですね。
今の暮らしの様子と、将来的な望みや希望、快適に暮らせる家造りを
わたくしどもに、ぜひお聞かせください。